現在、介護問題の中でもある問題が大きくなっています。
それは、高齢者の引きこもり問題です。特に、男性の高齢者に見られる現象ですが、家族以外の人とは関わりたくないという理由から、家にずっと引きこもりになる高齢者が増加しているようです。デイサービスを受けようにも行きたがらないために、家族がそのサポートをして負担が大きくなっているようです。
このような問題を解決するために導入されているのが、カジノ型デイサービスと呼ばれているものです。これは、ストレッチやリハビリなどの運動、食事、入浴などができるだけではなく、これらに加えてパチンコや麻雀などのレクリエーションを受けられるというものです。現金ではなく、擬似通貨あるいはメダルを使用して楽しく賭け事を楽しむことができます。
従来では、朗読会や折り紙などのレクリエーションを導入しているところもありましたが、利用者には人気がありませんでした。カジノ型では利用者がお互いに競い合ったり、コミュニケーションを取りながら遊ぶことができることから、高齢者に非常に高い人気があります。そのため、家に引きこもりがちだった男性高齢者も積極的にデイサービスに通うようになるなど、問題解決に役立っているようです。
こうしたサービスを考え出したのは、介護職員のようです。高齢者が楽しくリハビリに取り組むために、介護職員は従来とは異なる革新的なアイデアを検討していかなければいけません。それがヘルパーにとって最も求められることの1つとなっています。