通所介護とも称されるデイサービスは、文字通り日帰り利用が可能な介護系施設です。
養護老人ホームのように入居できる施設ではないため、注意しておきましょう。足腰が弱り外出を嫌うようになってしまった高齢者の孤独を癒やして自立を促し、毎日の介護で疲れ切った家族の疲労を軽減することを目的としています。高齢化社会を迎えるにあたり、その重要性は増すばかりと言えることでしょう。
本施設を利用するためには、まず要介護もしくは支援認定を受ける必要があります。高齢者であれば、誰でも利用できるわけではないので注意しておきましょう。介護保険給付金を利用できるため、費用は非常にリーズナブルになっています。
たとえば要介護度3と認定された人が利用する場合は、1日あたりの費用は約1700円で利用できるようです。受けられるサービスの質の高さを考えると、格安と言えることでしょう。
実際に利用する際の流れでですが、まずケアマネジャーに相談を持ちかける必要があります。何故ならケアマネジャーが作成するケアプランが無ければ、デイサービスを利用できないからです。ケアプランを作り、適切な事業所を選定したら、契約を締結して完了となります。特に気を付けたいのが、事業所選びです。評判が良い事業所であっても、あまりに距離が遠いと要介護者にとって大きな負担となるため、立地も考慮に入れておきましょう。
デイサービスのサービスは、入浴サービスと食事介助及びレクリエーションがメインとなります。いずれのサービスもプロの介護職員が担当するため家族は安心して任せていいでしょう。ただし、家族が素晴らしい施設だと思っていても本人がそう思っていなければ意味がないので、あくまでも利用者本人の意思が第一となります。